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LINE広告とは?費用やメリット・デメリット、注意点などをわかりやすく解説!|アイミツ

数あるSNSの中で、日本で最も使われているのがLINEです。無料で通話をできる機能も搭載されていることから、連絡用として使っている方も多いのではないでしょうか。日本において、日常的に最も使われているサービスの一つであるLINEに広告を配信できるのが、LINE広告です。

この記事ではLINE広告とはどのよなものなのかといった基本的なところから、LINE広告のメリット・デメリット、LINE広告の始め方まで包括的に解説します。

目次[非表示]

  1. 1.LINE広告とは
  2. 2.LINE広告のメリット
    1. 2.1.LINEユーザー 9,300万人へのリーチ力
    2. 2.2.ターゲティングで効率的なアプローチができる
    3. 2.3.さまざまなマーケティング目的に合わせた配信が可能
    4. 2.4.細かなターゲティングが可能
  3. 3.LINE広告のデメリット
    1. 3.1.TwitterやFacebook広告と比較すると拡散力が弱い
    2. 3.2.ターゲティングの精度は低い
    3. 3.3.審査のハードルが高い
  4. 4.LINE広告の種類
    1. 4.1.LINE VOOM
    2. 4.2.LINEマンガ
    3. 4.3.LINE NEWS
    4. 4.4.LINEショッピング
    5. 4.5.LINE BLOG
    6. 4.6.Smart channel
    7. 4.7.LINEポイント
    8. 4.8.LINEチラシ
    9. 4.9.LINEクーポン
    10. 4.10.ウォレット
    11. 4.11.LINE広告ネットワーク
  5. 5.LINE広告の仕組みと課金方法
    1. 5.1.LINE広告の仕組み
    2. 5.2.LINE広告の課金方法
  6. 6.LINE広告の相場
  7. 7.LINE広告の始め方
    1. 7.1.LINEビジネスIDの発行
    2. 7.2.広告アカウントの作成
    3. 7.3.メディア登録とLINE Tagの配置
    4. 7.4.キャンペーンの作成
    5. 7.5.広告マネージャーで効果測定
  8. 8.LINE広告を配信する際の注意点
    1. 8.1.LINE広告審査ガイドラインを守る
    2. 8.2.掲載できないジャンルがある
  9. 9.LINE広告広告の代替手段にはビジネスマッチング
  10. 10.まとめ

LINE広告とは

まずは、LINE広告とはどういった特徴を持つ広告媒体なのか、その概要を見ていきましょう。LINEは、日本で最も多くのユーザーを持つSNSで、ユーザー数は9,300万人。日本の人口の75%近くの人が、LINEを使っている計算になります。そんなLINEに広告を配信できるのがLINE広告です。

LINEは、SNSとしての側面がある一方で、無料通話機能が搭載されており、スマートフォンにインストールすれば電話代をかけずに通話することが可能です。連絡手段として、老若男女問わずさまざまな人から利用されているため、LINEで広告を配信すれば、あらゆる年齢層に自社の商品やサービスを訴求できます。

TwitterやFacebookなど、ほかにも多くのユーザーを擁するSNSはありますが、日本におけるTwitterのユーザー数は4,500万人、Facebookは2,600万人。ほかのSNS広告と比べて、圧倒的に多くのユーザーにリーチできるのがLINE広告です。

LINE広告のメリット

まだLINE広告を始めていない方は、LINE広告のメリットが把握できていないと思います。LINE広告を始めるかどうかを判断する際に重要なのは、メリットとデメリットをきちんと把握することです。まずは、LINE広告のメリットを見ていきましょう。

LINEユーザー 9,300万人へのリーチ力

LINE広告の最大のメリットは、リーチできるユーザー数が多いということでしょう。2022年9⽉末時点で、LINEの月間アクティブユーザー数は9,300万人です。計算上は、日本人の75%近くの人がLINEを使用していることになります。たとえば、Twitterのユーザー数は4,500万人、Facebookは2,600万人、若者に人気のInstagramは3,300万人。LINEのユーザー数は、ほかのSNSを圧倒しています。

さらに、LINEは日常的に使われているという特徴もあります。LINEユーザーのうち、毎日使うユーザーは86%。アクティブ率の高いユーザーに自社の商品やサービスを訴求できる点もLINE広告のメリットです。

ターゲティングで効率的なアプローチができる

LINE広告は、ユーザーの登録した情報をもとに、属性をターゲティングすることで効率的な広告配信ができます。年齢や性別、居住地域といった基本的なものから、ユーザーの行動履歴、興味関心といったものまでターゲティング可能です。たとえば、テレビの視聴頻度、モバイル端末や利用状況、高価格商品の購買意欲などを指定してユーザーをセグメント、特定のユーザーにだけ広告を配信することができます。

また、興味関心はゲーム、デジタル機器・家電、スポーツ、ファッションなど18のカテゴリの中から指定可能です。そのため、「ファッションに関心のあるユーザーの中で、高価格商品の購買意欲が旺盛な人」にだけ広告を配信するということも可能です。

さまざまなマーケティング目的に合わせた配信が可能

広告の目的は、人によってさまざまです。商品やサービスをアピールすることを目的に広告を配信したい方もいれば、Webサイトへのアクセス数を増やすことが目的の方もいるでしょう。また、LINE広告を考える方の中には、「LINEでの友達を増やすことで、自社に興味関心あるユーザーを増やし、効率良く商品やサービスを訴求したい」と考える方もいると思います。

たとえば、新聞や雑誌、テレビへの広告などのいわゆる「マス広告」の場合、商品やサービスの認知はできるかもしれませんが、Webサイトへのアクセス数を直接増やすことは難しいでしょう。LINE広告であれば、広告主のあらゆる目的に応じた広告配信が可能です。

細かなターゲティングが可能

LINE広告では年齢・性別・地域といった基本的な属性に加え、「興味・関心・行動セグメント」が用意されています。

これらのセグメントでは「ゲーム、スポーツ、ファッション」などの趣味や関心、「テレビ視聴頻度、キャリア変更履歴、購買履歴」などの行動傾向などでセグメント分けが可能なため、ターゲットを細かく絞り込んだ広告配信を実現できます。

LINE広告のデメリット

メリットばかりに思えるLINE広告にもデメリットや注意しなければならないポイントはあります。メリットだけではなく、デメリットもきちんと把握したうえで、LINE広告を始めるかどうかを決めてください。

TwitterやFacebook広告と比較すると拡散力が弱い

SNS広告を始める方が期待することの一つが、SNS広告の拡散力の高さではないでしょうか。SNSには、「いいね」やリツイート、シェアなど、ほかのユーザーの投稿を拡散できる機能が搭載されています。

この機能によって、たとえば、あるユーザーが投稿を拡散し、その拡散された投稿にさらに別のユーザーが反応し拡散、といったような二次拡散、三次拡散が期待できます。二次拡散、三次拡散されることによって、一つの投稿が何千人、何万人のユーザーの目に触れるということも考えられるわけです。

LINE広告のデメリットは、TwitterやFacebookに比べて拡散力が弱いという点にあります。LINEは、TwitterやFacebookと異なり、ほかのユーザーの投稿を拡散できる機能がないからです。

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ターゲティングの精度は低い

LINE広告のデメリットとして、ターゲティングの精度が低い点も挙げられます。LINE広告は、ユーザーの登録した情報をもとに、属性をターゲティングして広告を配信できますが、肝心のユーザーの登録情報が少ないという点には注意してください。

多くのユーザーが登録しているのは、名前と誕生日くらいのものです。しかも、LINE広告は、Facebookと異なり、実名登録が原則ではありません。実名を登録していないユーザーも少なくありません。

LINEでは、LINE上でのユーザーの行動履歴から興味関心をセグメントしていますが、そのセグメント分けが必ずしも正確であるとは限りません。LINE広告は、ターゲティングの精度が高くない点には注意してください。

審査のハードルが高い

LINE広告に限らず、SNS広告やインターネット広告では、広告出稿の際に審査が行われます。ほかの広告媒体に比べると、LINE広告は広告審査が厳しいという特徴があり、広告を出稿しても必ずしも配信されるわけではないという点には注意が必要です。

LINE広告は、Google広告やFacebook広告、検索キーワードに合わせて広告が表示されるリスティング広告などと比べると、審査が非常に厳しくなっています。Google広告やFacebook広告が最短即日で審査が終わるのに対して、LINE広告の審査は最短でも数日かかります。配信したい期日がある方は、早め早めに準備しておきましょう。

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LINE広告の種類

一口にLINE広告と言ってもその種類は一つではありません。LINE広告には数多くの種類があり、特徴が異なります。ここでは、LINE広告の種類と特徴、配信場所を解説します。

LINE VOOM

LINE VOOMとは、自分の状況を友達や知人に知らせることができる画面のことです。LINEアプリの下部中央をタップすると、LINE VOOMの画面に遷移されます。以前は、タイムラインという名称でしたが、動画を中心としたプラットフォームとして、リニューアルされました。

LINE VOOMには、外部送客やダイレクトレスポンス、アプリのダウンロード促進などを目的とした広告を配信することが可能です。 LINE VOOMを訪問するユーザーは6,800万人と言われています。そのうち、4,900万人以上のユーザーは月に1回以上、LINE VOOM上の広告に接触しているという調査結果が出ています。

LINEマンガ

LINEマンガとはLINEが運営する、マンガ作品を閲覧できるスマートフォンアプリです。数多くのマンガアプリがリリースされていますが、トップクラスにダウンロード数が多く、日本国内での総ダウンロード数は、2019年8月時点で2,300万以上。日本最大級の電子コミックプラットフォームとして知られており、マンガアプリのダウンロード数で1位を記録しています。

また、ユーザー数は10代、20代、30代の若年層が圧倒的に多く、15~19歳のユーザーが27%、20代のユーザーが35%、30代のユーザーが25%です。若年層に的を絞って商品やサービスを訴求したい場合に最適でしょう。なお、ユーザーの男女比は男性が49%、女性が51%です。

LINE NEWS

LINE NEWSは、LINEアプリの下部からアクセスできるニュース配信サービスです。2021年8⽉時点で月間PV数は154億、月間アクティブユーザーは約6,800万人以上と、ここに広告を配信すれば、非常に多くのユーザーに情報をリーチできます。

また、LINEの調査では、LINE NEWSのアクティブユーザーは購入意欲が高く、「好きなものを人に薦めたい」「好きなもの使うお金は惜しまない」という傾向が強いことが分かりました。新商品発売の広告や、期間限定の商品の広告、高額商品の広告などと相性が良いでしょう。 LINE NEWSのトップページのほか、ニュース記事にも広告を掲載できます。

LINEショッピング

LINEショッピングは、1億点以上の商品をLINEアプリから購入できるオンラインショッピングサービスです。LINEの「ウォレット」タブなどからアクセスできます。アプリ内で商品の検索から、購入までを完了できる利便性の高さから多くのユーザーから利用されており、会員登録数は3,000万人以上に上ります。

ユーザー数の男女比は、女性が70%、男性が30%と女性が多くを占めています。さらに、年齢層は25~34歳が39%、35~44歳が39%です。大人の女性にターゲットを絞って商品やサービスを訴求したい場合に適しています。LINEショッピングのトップページに広告が掲載されます。

LINE BLOG

LINE BLOGは、LINEが提供するブログサービスです。一般ユーザーはもちろん、タレントやアーティスト、スポーツ選手といった多くの著名人が利用しており、2014年11月のサービス開始以来、2,500組以上(2019年2月時点)の公式ブロガーがブログを開設しています。ブログが更新されるとLINE公式アカウントのタイムラインに自動的にその情報が配信される仕組みです。

LINE BLOGの利用者で多いのは、20代から40代。利用者全体に占める年代の内訳では、20代が25%、30代が24%、40代が28%となっています。男女比は、女性が66%で男性が34%です。ブログの各記事に広告が掲載されます。

Smart channel

Smart channelとは、LINEアプリのトークルームの最上部に表示される情報のことです。表示される情報はその時々によって異なり、天気予報や災害情報、電車の運行状況、話題のニュース記事といったもののほか、広告も掲載されます。

Smart channelにどういった情報が配信されるかは、ユーザーが過去にどういった情報を閲覧したか、何をクリックしたかによって自動的にカスタマイズされます。そのため、自社の商品やサービスに興味関心のありそうなユーザーに広告を配信することが可能です。

また、トークルームの最上部という非常に目立つ位置に広告が掲載されるため、より多くの人に訴求できる点もメリットです。

LINEポイント

LINEポイントとは、LINEの友達登録や動画閲覧など、LINE側から指定された条件をクリアすることで付与されるポイントのことです。1ポイントは1円に相当し、LINEスタンプの購入やLINEショッピング、LINE STOREといったLINE内のサービスでの支払いに充てることができます。

LINEポイントの月間PV数は3.2億とリーチ力は国内屈指です。ユーザーの男女比は女性が67%、男性が33%と女性が多くなっています。また、年齢層は40代が28.0%、50代が25.2%と40代、50代で半数以上に上ります。なお、広告が掲載されるのは、ポイントを貯めたり、管理したりするページです。

LINEチラシ

LINEチラシは、ユーザーの近隣店舗のセール情報や特売情報をスマートフォン上で閲覧できるデジタルチラシサービスです。チラシを閲覧するのに新たにアプリをインストールしたり、会員登録したりする必要はありません。

LINEチラシのユーザーは、スーパーなどで商品の購入を検討する際に利用することが多いため、購買意欲の高いユーザーにダイレクトに商品を訴求できる点が強みです。 ユーザーの男女比は女性が75%、男性が25%と圧倒的に女性が多くなっています。年齢層は、40代が26%、50代が27%と40代以上が半数以上を占めています。

なお、広告が掲載されるのは、LINEチラシのトップページのほか、各商品ページです。

LINEクーポン

LINEクーポンは、飲食店やコンビニ、スーパーなど全国5万軒以上の店舗で利用できるクーポンサービスです。サービスを利用するのに会員登録やアプリインストールなどは必要なく、アプリの画面を提示するだけで利用できます。

ユーザーの男女比は女性が70%、男性が30%と女性が多くなっています。また、10代から50代まで幅広い年齢層に利用されていますが、特に多いのが40代、50代。利用者全体に占める年代の内訳では、40代が26%、50代が36%です。普段からお買い得情報に敏感なユーザーに商品を訴求できる点が魅力です。

LINEクーポンのトップページやキャンペーンページに広告が掲載されます。

ウォレット

ウォレットとは、LINEアプリ上でお金を管理できるページです。LINEのモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」をはじめ、LINE内でのお金のやり取りを一元管理が可能です。また、LINEポイントやLINEクーポン、LINEショッピングなどのゲートウェイとしての役割を果たしています。

月間ユーザー数は5,400万人以上で、10代から50代まで幅広い年齢層に利用されていますが、特に多いのが40代と50代です。利用者全体に占める年代の内訳では40代が22.6%、50代が23.5%。男女比は女性が55.8%、男性が44.2%です。ウォレットのトップページに広告が掲載されます。

LINE広告ネットワーク

LINE広告ネットワークとは、LINEアプリ以外の提携アプリに広告を配信できるサービスです。2022年8月時点で1万を超えるアプリに広告を配信できます。広告配信可能なアプリのカテゴリは、電子書籍、ゲーム、SNS、ニュース・天気、カメラ、金融、健康などで、カテゴリ別配信⽐率では、ゲームが25.3%、電子書籍が23.1%を占めています。

ユーザーの年齢や性別、地域、興味関心に応じてさまざまなジャンルのアプリに広告を配信できるため、多種多様なユーザーに幅広くリーチしたい方や、大規模なキャンペーンに向いています。ユーザーの男女比は女性が62%、男性が38%です。

LINE広告の仕組みと課金方法

LINE広告はどのような仕組みで配信されて、どのような方法で課金されるのでしょうか。LINE広告を始める前には、必ず確認しておきたいところです。ここでは、LINE広告の仕組みと課金方法をお伝えします。

LINE広告の仕組み

LINE広告では、広告を配信するターゲットや広告の目的に応じてさまざまな配信機能を用意しています。 ユーザーの年齢や性別、地域、興味関心でセグメントしたうえで広告を配信したい方は多いのではないでしょうか。

LINE広告は「オーディエンスセグメント配信」という配信機能を備えていて、年齢・性別・地域・興味関心・行動履歴を指定しての広告配信が可能です。そのため、たとえば「購買意欲の高い、東京都内の30代女性」に限定して配信することもできます。

また、広告を配信するターゲットのデータから配信対象を絞り込んで配信する「オーディエンス配信」にも対応しています。商品やサービスを購入したことがあるユーザーに限定して広告配信ということが可能です。

さらに、過去に自社の商品やサービスを購入したことのあるユーザーと類似性の高いユーザーにだけ広告を配信する「類似配信」にも対応しています。

LINE広告の課金方法

LINE広告の課金方法は、クリック課金、インプレッション課金、友だち追加課金の3種類に分かれます。

クリック課金とは、広告がクリックされた時に初めて課金される課金方法です。広告が表示されただけでは課金されることはないため、「クリックされていないにもかかわらず、費用だけがかさんでしまう」という心配はいりません。ただし、LINEの広告料金は入札形式で決まるため、競合が多いとクリック単価が上がりやすい点には注意が必要です。

インプレッション課金とは、動画広告の際に適用される課金方法で動画が1,000回再生されるごとに課金される課金方法です。LINE広告では、最大数のインプレッションを得られるように最適化されているため、より多くのユーザーに動画広告を見てもらいやすいという点がメリットです。一方、ユーザーが広告をクリックしようとクリックしまいと料金が発生する点には注意してください。

友だち追加課金は、LINEの公式アカウントに友だちを集めたい時に適用される課金方法です。友だちが追加されるごとに課金されます。

課金方式
概要・特徴
クリック課金(CPC課金)
ユーザーによって広告がクリックされた際に費用が発生する方式。広告が表示されてもクリックされない限りは費用が発生しない。
インプレッション課金(CPM課金)
広告の表示回数に応じて課金される方式。広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する。
友だち追加課金(CPF課金)
LINE公式アカウントの「友だち」を獲得した際に課金される方式。広告を経由してユーザーが対象のLINE公式アカウントを友だち追加すると課金される。

LINE広告の相場

LINE広告では、最低出稿料金は設定されていません。広告が掲載されるかどうかはオークション形式で決まるため、固定の広告出稿料金は存在しないのです。そのため、「1日の予算が100円、広告の入札価格は1円」でもLINE広告を運用できます。

しかし、それでは広告掲載もままならず、現実的な予算とは言えません。どれくらいの予算を確保すれば良いのかは業種や業態、広告の目的によっても異なりますが、一般的には月に30万円ほどと言われています。LINE公式の記事でも、月に30万円の予算での広告運用を3ヵ月以上続けることが推奨されています。

次に、クリック課金、インプレッション課金、友だち課金の単価を把握しておきましょう。クリック課金は、1クリックあたり24円~200円ほどが相場です。インプレッション課金の相場は1,000回の動画再生につき450円~650円。友だち課金は、1人の友だち追加につき15円~200円ほどです。

LINE広告の始め方

これまでにLINE広告を運用した経験のない方は、どのようにLINE広告を始めれば良いか分からないと思います。ここでは、LINE広告の始め方を詳しく見ていきましょう。

LINEビジネスIDの発行

LINE広告を始めるには、まず、LINEビジネスIDを発行しなければなりません。LINEビジネスIDは、個人のLINEアカウント、もしくはメールアドレスで発行できますが、個人のLINEアカウントでの発行はおすめできません。

個人のLINEアカウントでLINEビジネスIDを発行してしまうと、アカウントの個人と紐づけられてしまうからです。会社として使用しているメールアドレスで取得しましょう。アカウントを作成後、登録メールがメールアドレスに送信されますので、説明に沿って名前やパスワードを入力してください。

なお、メールアドレスとパスワードは管理画面にログインする際に必ず必要になるため、メモなどに残しておくようにしましょう。

広告アカウントの作成

LINEビジネスIDを発行したら次に、広告アカウントを作成します。まず、LINE広告の管理画面「LINE Ad Manager」にログインしてください。企業名や企業のWebサイトのURL、広告を配信したい商品名、商材のURLなどを入力していきます。広告アカウントを作成したら、クレジットカード情報を登録します。

SNS広告の中には、複数の支払い方法に対応しているものもありますが、LINE広告が対応している支払い方法はクレジットカードのみです。なお、このステップでは入力する項目が多いので、記入ミスがないように注意してください。記入ミスがあった場合には審査否決になってしまうこともあります。

メディア登録とLINE Tagの配置

次に行うのは、メディア登録です。メディアとは、作成した広告クリエイティブのことで、データをLINE広告にアップロードするステップです。ガイドラインに沿っていないと、審査否決になってしまう可能性が高いので、データをアップロードする前に、「LINE広告審査ガイドライン」でガイドラインに沿ったものであるかを確認してください。

メディア登録と並行して行うのは、LINE Tagの配置です。LINE Tagとは、配信した広告の成果を確認できるタグのことです。LINE Tagは、全ページに設置する必要のある「ベースコード」、コンバージョンページに設置する「コンバージョンコード」、広告主が自由にラベリングできる「カスタムイベントコード」の3種類があります。

キャンペーンの作成

次に広告を配信をしていくステップに移ります。まず、広告キャンペーンを作成しましょう。「広告マネージャー」からキャンペーンタブをクリックします。最初に設定するのがキャンペーンの目的です。

「ウェブサイトのアクセス」「ウェブサイトコンバージョン」「アプリのインストール」などが用意されているため、自社の目的と合致するものを選んでください。広告の目的を設定することにより、その目的を達成するために最適な方法で広告が配信されますので、広告の目的を間違わないようにしましょう。

そして、画面に沿ってキャンペーン名や広告の掲載期間、上限予算、ターゲティングの設定、1日の予算などを設定していきます。

広告マネージャーで効果測定

LINE広告をはじめ、SNS広告というものは配信したらそれで終わりというものではありません。配信し効果測定を行い、改善していくことでより大きな成果を上げていくものです。そのため、広告配信後の効果測定は非常に重要なステップとなります。

LINE Tagを活用しての効果測定をするにはまず、広告マネージャーの「レポートと計測」から「パフォーマンスレポート」をクリックします。広告レポートを作成する画面に遷移しますので、集計期間や集計間隔、集計対象などを選択した後に画面下部にある「作成する」をクリックしてください。するとExcel形式の広告レポートをダウンロードできるようになります。

LINE広告を配信する際の注意点

LINE広告を運営していくうえで、いくつか注意点があります。注意点を守らないと、広告掲載ができなくなる恐れもあります。初めてLINE広告を出稿する方は特に気をつけてください。

LINE広告審査ガイドラインを守る

LINE広告を配信するにあたっては、法令を遵守する必要があるのはもちろんのこと、LINEが規定する「広告審査ガイドライン」も守らなければなりません。

たとえば、LINEでは、反社会的なコンテンツや反社会的勢力に対する利益供与などは禁止されています。クリック報酬を目的とする行為や特定の宗教、思想、信仰、信条に関する内容も禁止されています。

さらに、薬用化粧品(医薬部外品)や化粧品の広告では、効能効果を暗示・明示する表現、医薬品ではないものに対して医学用語を用いた表現も認められていません。このように、業種によってガイドライン違反となる基準が異なるため、初めてLINE広告を出稿する場合は必ず、「広告審査ガイドライン」で違反していないか確認しましょう。

なお、ガイドラインに違反していると判断された場合、配信内容の削除、アカウントの停止など厳しい措置が取られる可能性があります。

掲載できないジャンルがある

LINE広告は、すべての業種で広告を出稿できるものではありません。LINE広告では、そもそも広告を出稿できない業種や業態が数多くあります。

たとえば、ギャンブル関連の業種です。競馬や競輪などの公営競技や公営くじは出稿できますが、パチンコメーカーやパチンコ店などは広告を出稿できません。また、タバコや電子タバコおよび関連商品、マッチングサイトなども広告を出稿できません。

さらに、公益法人やNPO法人、社団法人も業種に関係なく広告の出稿がLINE側から断られてしまいます。該当する業種や業態にあたるとLINE側から判断された場合、広告アカウントの開設の否決、すでにアカウントを運用している場合はアカウントの停止、契約の解除といった措置が取られます。

自社の業種、業態がLINE広告に出稿できるかどうかは、「LINE広告審査ガイドライン」を確認してください。

LINE広告広告の代替手段にはビジネスマッチング

9,300万人の月間アクティブユーザーに広告を配信できるLINE広告。SNS広告は数多くありますが、中でも最も多くのユーザーにリーチできます。また、LINE広告ではLINEアプリのほか、LINEマンガやLINEショッピング、LINE BLOGなどさまざまな配信場所があり、目的やターゲットに合わせて出稿場所を選べるのも魅力の一つです。

とはいえ、LINE広告で成果を上げるには最低でも数カ月は見ておかなければなりません。「すぐにでも成果を上げたい」という方も多いでしょう。そういった方は、LINE広告の代替手段としてビジネスマッチングサービス「アイミツCLOUD」を検討してみてはいかがでしょうか。「アイミツCLOUD」は、固定費用、月額費用が無料で質の高いリードを獲得できます。

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まとめ

LINE広告には、「9,300万人へリーチできる」「効率的なアプローチができる」「目的に合わせた配信ができる」などのメリットがあります。LINEに広告を出稿すれば、大きな成果を得られる可能性が高いでしょう。

ただ、LINE広告は審査のハードルがほかのSNS広告よりも高く、審査の結果、広告が配信できない可能性もあります。また、そもそも広告を出稿できない業種や業態も少なくありません。さらに、広告を配信したからと言って、すぐに結果が得られない可能性もあります。

代替手段をお探しの方は、ビジネスマッチングサービス「アイミツCLOUD」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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