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オフライン広告とは?種類や特徴、メリット・デメリットについて解説!【2023年最新版】

スマートフォンやSNSの普及により、広告の主流はオフライン広告からオンライン広告に移っています。しかし、オフライン広告は今でも強い影響力がある広告手法です。

オフライン広告は特に、不特定多数への認知拡大に強みがあるため、認知拡大をしたい方の中には自社でもオフライン広告の出稿を考えている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、オフライン広告の概要や種類、オフライン広告のメリット・デメリットを解説します。オフライン広告の費用の相場も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.オフライン広告とは?
  2. 2.オフライン広告とオンライン広告の違い
  3. 3.オフライン広告の種類
    1. 3.1.4マス広告
    2. 3.2.交通広告
    3. 3.3.看板広告
    4. 3.4.屋外広告
    5. 3.5.ダイレクトメール(DM)
    6. 3.6.フリーペーパー、チラシ
  4. 4.オフライン広告のメリット
    1. 4.1.エリアを絞り込んだターゲティングができる
    2. 4.2.認知を獲得しやすい
    3. 4.3.ブランディングで効果を発揮する
    4. 4.4.露出が保証されている
  5. 5.オフライン広告のデメリット
    1. 5.1.効果測定が難しい
    2. 5.2.広告内容の変更/修正が難しい
    3. 5.3.オンライン広告に比べ費用が高くなる傾向がある
  6. 6.オフライン広告の相場
    1. 6.1.4マス広告の相場
    2. 6.2.交通広告の相場
    3. 6.3.看板広告の相場
    4. 6.4.屋外広告の相場
    5. 6.5.ダイレクトメール(DM)の相場
    6. 6.6.フリーペーパー、チラシの相場
  7. 7.オフライン広告の効果測定方法
    1. 7.1.アンケート調査
    2. 7.2.広告出稿前後の比較
    3. 7.3.地域等の切り口で広告出稿有無で比較
    4. 7.4.調査会社へ依頼
  8. 8.オフライン広告の代替手段にはビジネスマッチング
  9. 9.まとめ

オフライン広告とは?

まずは、オフライン広告とはどのような広告なのかについて詳しく見ていきましょう。オフライン広告とは、文字通り、インターネットを介さない、いわゆるオフラインで表示される広告のことです。オフライン広告で代表的なのはテレビCMやラジオ広告、新聞広告、雑誌広告の「マス広告」です。

そのほかにも、電車やバスなどの交通広告、看板広告、屋外広告などもオフライン広告にあたります。さらに、チラシやフリーペーパーなどの紙媒体もオフライン広告に含まれます。

一方、Webサイトや動画サイト、SNSなどを閲覧していると画面上に広告が表示されますが、そういった広告はオンライン広告と言います。スマートフォンやSNSの普及拡大とともに、オフライン広告に代わってオンライン広告が主流となりつつあります。

2021年にオンライン広告の費用がマス広告の費用を抜いたことで話題になりましたが、マス広告をはじめとしたオフライン広告は今でも強い影響力があることも事実です。

オフライン広告とオンライン広告の違い

オンライン広告は、インターネットを介した広告のことで、たとえば、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などが該当します。一方、オフライン広告は広告の表示にインターネット回線は必要ありません。

テレビCM、ラジオ広告、新聞広告、雑誌広告のいわゆるマス広告に加えて、交通広告や看板広告、屋外広告などがオフライン広告にあたります。「オフライン広告とオンライン広告の違い」と聞くと、広告表示がインターネットを介しているかどうかだけに目が行きがちですが、違いはそのことだけではありません。

たとえば、広告掲載に必要な予算です。オンライン広告は広告主が予算を自由に設定できます。一方、オフライン広告は各媒体の広告枠を購入して広告を掲載するというもののため、広告費用は各媒体の広告掲載料金に左右されます。

また、オフライン広告が確実に一定以上の人に見てもらえるという保証がある一方、オンライン広告にはそうした保証がないという点にも違いがあります。

オフライン広告の種類

オフライン広告と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。そして、オフライン広告の種類によって、特徴や強みが異なります。ここでは、オフライン広告の種類を詳しく見ていきましょう。

4マス広告

4マス広告とは、テレビCM、ラジオ広告、新聞広告、雑誌広告の4つのマスコミ媒体に掲載する広告のことです。4マス広告と一括りにされることが多いですが、たとえば、テレビCMと雑誌広告とでは特徴がまったく違います。ここでは、種類ごとの特徴を解説します。

テレビ広告(テレビCM)

テレビ広告の最大の強みは圧倒的なリーチ力にあります。内閣府「消費動向調査」の最新版によると、日本のテレビ普及率(テレビが1台でもある家庭の割合)は約93%に上ります。

「インターネット全盛の時代」と考えられがちですが、いまだに大多数の人がテレビを所有し、日々、テレビ放送を見ているのです。たとえば、視聴率30%の番組でテレビCMを放送すれば、単純計算で3,000万人以上の人に情報を届けられます。テレビCMの圧倒的なリーチ力は、オンライン広告でもかないません。

また、テレビCMは権威性や信頼性が高いため、ブランディングにも優位性があります。一方、マス広告の中で最も費用が高額になる傾向にあるのはテレビCMです。

ラジオ広告

ラジオ広告は、テレビCMに比べるとリーチ力は劣りますが、ラジオ広告ならではのメリットがあります。それは、ラジオというメディアが何かをしながら聴取できるメディアであるということ。

ラジオは車の運転や家事をしながらでも聴くことができるメディアで、主婦やタクシー・トラックのドライバーにピンポイントに訴求できます。また、ラジオはパーソナリティとリスナーの心理的距離が近く、一度その番組を聴き始めると長い間、聴き続けるという特徴があります。同一のユーザーに繰り返し訴求できる点もラジオ広告ならではのメリットです。

さらにラジオはテレビと違い、「CMに入ったからチャンネルを変える」という聴かれ方があまりしない点もメリットでしょう。

新聞

マス広告はオンライン広告などほかの広告手法と比べると、権威性や信頼性が高いという特徴があります。4つあるマス広告の中でも、最も権威性や信頼性が高いのが新聞広告です。

新聞になじみの深い世代にとって新聞に掲載されている広告は、「新聞広告だから」という理由だけで信頼感があります。また、日本において新聞は、基本的に毎日自宅に届けられるものです。新聞広告は手元に届く広告であるため、じっくりと読み込んでもらいやすいという点もメリットです。

20代、30代の若者を中心に新聞離れが叫ばれて久しいですが、60代、70代以上のシニア層の多くは新聞を購読しています。シニア層にターゲットを絞って訴求したい方には新聞広告が向いているでしょう。

雑誌

雑誌広告は、4つのマス広告の中で最もターゲティングしやすいというメリットがあります。雑誌とは、そもそも、ある特定のターゲットに向けて制作されるものです。

たとえば、映画雑誌であれば映画好きの人、サッカー雑誌であればサッカー好きの人をターゲットに制作されています。自社が商品を売り込みたい層に合った雑誌に広告を掲載すれば、効率良くターゲットに情報を届けられるでしょう。

加えて、雑誌は新聞と同じく手元に情報を届けられる媒体であるという点もメリットとして挙げられます。

一方、雑誌の多くは週刊誌や月刊誌のため、広告の掲載まで時間がかかります。すぐに情報を届けたい場合は、別の広告手法を検討する必要があるでしょう。

交通広告

交通広告とは、電車やバス、タクシー、駅など交通に関係する物や場所に掲載する広告のことです。人間は物事に繰り返し接するとその物事への好感度や関心度が高まりますが、その効果を「ザイアンス効果」と言います。このザイアンス効果を期待できるのが交通広告です。

たとえば、日々の通勤・通学で日常的に電車を利用する人に自然な形で情報を届けられます。さらに、日本で最も利用されているJR新宿駅の1日平均の利用者数は約52万人。2位のJR池袋駅でも1日平均で約40万人の人に利用されています。

こうした利用者数の多い駅の看板などに広告を掲載することで、不特定多数への認知拡大も期待できるでしょう。さらに、エリアを絞って広告を展開できる点も交通広告のメリットです。

看板広告

看板広告は、自宅以外の場所で接する広告メディア「Out Of Home(OOH)」の一種で、街のさまざまな場所に設置されています。長期間の広告掲載が前提とした広告手法で、主に企業の認知拡大を目的としています。

看板広告の最大のメリットが、街を行き交う人々に自然な形で繰り返し広告を目にしてもらえる点です。交通広告と同様に「ザイアンス効果」が期待できます。看板広告は、広告制作費用のほか看板の設置費用など初期費用が高額になりますが、広告契約を延長する際にかかる費用は広告枠の費用のみというのが一般的です。

そのため、初期費用が高額になる点には注意する必要があるものの、長期的にはコストを抑えつつ広告効果を得られるというメリットがあります。

屋外広告

屋外広告とは、屋外に掲載されている広告の総称です。街中に掲載されている看板広告やビルの屋上の広告塔、屋外ビジョン、電信柱を利用した広告物のほか、ラッピングバス広告など車体を利用した広告物も屋外広告に含まれます。

つまり、屋外に掲載されている広告物はすべて、屋外広告であると言えるわけです。屋外広告のメリットとしては、広告を掲載できるエリアを絞れるという点があります。たとえば、屋外広告は店舗周辺の駅付近にだけ広告を掲載することが可能です。

場所が分かりにくい店舗への誘導に最適な広告手法でしょう。また、エリアを限定した広告物にはほかにポスティングなどがありますが、ポスティングは一過性である一方、屋外広告は持続性のある効果が期待できます。

ダイレクトメール(DM)

ダイレクトメール(DM)とは、主に商品やサービスを訴求することを目的に、企業が個人あてに送付する郵送物や電子メールの総称です。対面することなく顧客に商品情報を届けられる点が一番のメリットですが、そのほかにも、DMには数多くのメリットがあります。

たとえば、閲覧率が高いという点。日本ダイレクトメール協会が2020年に行った調査によると、DMで「届いたものは、いったんは 内容に目を通す」と回答した人は62.6%、「よほど関心ある題材でない限り、 目を通さない」は17.8%でした。この結果から発送したDMの多くは、一度は目にしてもらえるということが分かります。

さらに、デザインの自由度が高く、試供品やプレゼントを同封できる点もDMのメリットとして挙げられます。

フリーペーパー、チラシ

フリーペーペーやチラシの最大のメリットは、ターゲットが絞りやすいという点でしょう。フリーペーパーもチラシも、不特定多数への認知拡大を目的としたものではなく、大半は特定のエリアに住む人に向けて作られるものです。

それに合わせて配布エリアも限定されているため、その地域だけに効率的に情報を届けられます。また、フリーペーパーもチラシも無料で配布されているもののため、多くの人に手に取ってもらいやすいというメリットもあります。一方で、注意点もあります。それは、広告掲載スペースが限られるという点。

限られたスペースで魅力が伝わる広告クリエイティブを制作しなければなりません。チラシは、ポスティングの手間がかかる点に注意が必要です。

オフライン広告のメリット

オフライン広告に限ったことではありませんが、新たな施策を行うかどうかを判断する際に重要なのは、メリットとデメリットをきちんと把握することです。ここでは、オフライン広告のメリットを見ていきましょう。

エリアを絞り込んだターゲティングができる

オフライン広告は数多くの種類がありますが、どの媒体でも共通しているのがエリアを絞り込んだターゲティングが可能な点です。テレビCMや新聞広告といったマス広告ではエリアを絞り込むのは難しいと思う方も多いでしょう。

しかし、全国放送のほか、地方限定での放送でもテレビCMを放映できます。さらに、新聞広告は全国紙でも特定のエリアに絞って広告を掲載できるほか、地方紙にも広告を掲載することが可能です。

さらに、よりエリアを絞り込んで情報を届けることもできます。たとえば、看板広告や屋外広告、チラシ、フリーペーパーを活用すれば、「〇〇駅の周辺にだけ情報を届ける」といったことが可能です。

認知を獲得しやすい

オフライン広告のメリットとして、一度の出稿でリーチできる数が多いため、認知拡大をしやすいという点があります。2021年にオンライン広告の広告費が、マス広告の広告費を抜きましたが、いまだにマス広告には強い影響力があります。

たとえば、若者を中心にテレビをあまり見ない人が増えていると言われていますが、それでも日本では90%以上の家庭がテレビを所有しています。大多数の人が多かれ少なかれ、日常的にテレビを見ているのです。

高視聴率のテレビ番組でCMを放送すれば、一度に数千万人にリーチできるでしょう。また、新聞も年々部数を落としていますが、それでも全国紙では数百万部が毎日家庭に配達されています。数百万人、数千万人に一気にリーチするということは、オンライン広告では難しいことでしょう。

ブランディングで効果を発揮する

オフライン広告の中でも、マス広告は特に一度に情報を届けられる人数が多いという特徴があります。そのことによって、ブランディングがしやすくなります。

マス広告を活用したブランディングでよく見られるのが、「〇〇で取り上げられました」というもの。このような手法でアピールしている企業や店舗を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

マス広告の信頼性や権威性は、オンライン広告と比べるといまだに高く、テレビや雑誌に取り上げられたこと自体が企業価値を高めるためのブランディングになるわけです。マス広告を活用することで、企業の知名度アップや企業イメージの向上が期待できます。

露出が保証されている

オンライン広告にない、オフライン広告ならではのメリットは露出が保証されているという点です。オンライン広告の多くは広告を掲載したくても掲載できない可能性があります。

たとえば、ユーザーが検索したキーワードに合わせて広告が表示されるリスティング広告は、実際に広告が掲載されるかどうかは、入札によるオークションで決まります。広告を掲載したくても予算や広告クリエイティブの質によっては、必ずしも広告を掲載できるわけではありません。

一方、広告主がオフライン広告は広告枠を購入し、その広告枠に広告を掲載するというものです。簡単に言えば、広告枠を購入できれば、契約期間中は必ず広告が掲載され続けます。

オフライン広告のデメリット

オフライン広告のデメリットの詳細は、媒体によって若干異なります。しかし、共通しているデメリットも少なくありません。ここでは、各媒体に共通するデメリットをお伝えします。

効果測定が難しい

オフライン広告は、オンライン広告と比べると効果測定が難しいというデメリットがあります。オンライン広告の場合は、クリック率やコンバージョン数などから広告の効果を測定することは容易です。

たとえば、複数の広告クリエイティブがあった場合、オンライン広告では「多くの人がクリックしたからこの広告は効果がある」と判断できます。

一方、不特定多数の人が目にするオフライン広告の場合は、商品やサービスを購入した人のうち、実際にどれくらいの人が広告を見たことで購入したのかが分かりません。効果測定をするには、オフライン広告専用の申し込みフォームからの問い合わせ数など、事前に明確な基準を設けておく必要があります。

広告内容の変更/修正が難しい

広告クリエイティブの作成には時間やコストがかかります。そのため、広告クリエイティブの修正や変更が難しい点もオフライン広告のデメリットです。たとえば、オフライン広告の広告クリエイティブでミスがあった場合、広告原稿を作り直したり、印刷をし直したりという手間がかかります。

また、誤った内容の広告クリエイティブがいったん世の中に出てしまった場合、回収することは容易ではありません。一方、広告クリエイティブの修正や変更が簡単なのはオンライン広告です。

それは、オンライン広告が印刷物など実物が必要ないからです。オンライン広告の広告クリエイティブを修正するには、データを修正すれば良いだけのため、迅速に修正、変更できます。

オンライン広告に比べ費用が高くなる傾向がある

オフライン広告は、オンライン広告と比べると費用が高くなるという点にも気を付けましょう。特にマス広告では費用が高額になる傾向にあります。

それは、マス広告の場合、広告制作費用に加えて、媒体ごとに設定している広告掲載するための費用がかかるからです。テレビCMの場合、CM放映料金がかかりますし、新聞広告でも広告掲載料金が必要です。

広告を掲載するための費用は、媒体によって異なりますが、全国放送や発行部数の大きい、影響力の強い媒体ほど高くなります。民放キー局の場合、15秒のCMを1回放送するのに30万円から100万円ほどが目安になります。

新聞広告は全国紙の場合で、最も広告スペースが小さいものでも数十万円かかります。

オフライン広告の相場

初めてオフライン広告を運用するという方の多くが最も気にかかるのは、オフライン広告にいくらくらいの費用がかかるのかといったことではないでしょうか。ここでは、オフライン広告の費用の相場を媒体ごとに分けてお伝えします。

4マス広告の相場

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4つのマスメディアへの広告が4マス広告です。4マス広告は数ある広告手法の中で最も多くの人にリーチできる広告手法のため、費用はリーチ可能な数に比例します。

4マス広告の中でも、リーチできる人の数が多いのがテレビCMと新聞広告です。そのため、テレビCMと新聞広告は、ラジオ広告や雑誌広告よりも費用は高くなるのが一般的です。さらに、全国向けか地方向けかによっても費用は変わります。

たとえば、テレビCMの場合は全国の人が視聴できる全国放送の番組へのCMの方が、特定の地方にしか放送されない番組へのCMより費用は高くなります。新聞広告も同様で、全国紙と地方紙とで広告掲載料金が高いのは全国紙です。

テレビ広告(テレビCM)の相場

テレビCMの費用は、どれだけ多くの人にリーチできるかによって大きく変動します。全国の人が視聴できる全国放送の番組への広告放映料金は、特定の地方向けの番組の広告放映料金より高くなります。

たとえば、全国放送を行う民放キー局の場合、15秒のCMを1回放映するための費用は30万円から100万円ほどが目安です。CMを放映する曜日や時間帯、番組の視聴率によっても費用は変動します。これが地方のテレビ局になるとCM放映料金はぐっと安くなり、1回あたり数万円ほどで放映できるケースも少なくありません。

このように、テレビCMの費用はどの放送局で放映するかによって大きく異なるため、費用対効果を踏まえて「どの放送局のどの番組で放映するのが最適なのか」を検討する必要があるでしょう。

ラジオ広告の相場

ラジオ広告の料金体系は、「タイムCM」と「スポットCM」の2種類に分かれます。タイムCMとは、企業が個別の番組にスポンサーとなった場合に流されるCMのことです。

テレビを見たりラジオを聴いていたりすると、「この番組は〇〇の提供でお送りしました」というアナウンスを聴いたことがあるのではないでしょうか。企業がタイムCMを放送した場合、原則として番組内で企業名がアナウンスされます。

タイムCMの契約は3ヵ月単位の契約が一般的で、20秒のCMを放送する料金は10万円ほどから、高額になると200万円ほどになります。スポットCMは番組を特定せずに流すCMのことです。企業は、どの番組でCMを流したいなどの要望はできません。スポットCMは、20秒のCMを数万円で放送することが可能です。

新聞広告の相場

新聞広告はテレビCMと並んで影響力が強いため、マス広告の中でも広告料金は高額になります。全国紙か地方紙か、さらに広告のサイズや発行部数によって大きく費用が異なるのが新聞広告の特徴です。広告料金が最も高額になるのが、全国紙で新聞紙面をまるまる使った「全15段」というサイズです。

発行部数が日本で一番多い読売新聞の全15段サイズの広告料金は4,000万円を大きく超えます。同じ読売新聞でも、紙面の左右端に掲載される「突き出し」というサイズの場合は、200万円以下で掲載可能です。なお、地方紙の場合も広告料金は広告のサイズで変動します。

とはいえ、全国紙と比べると広告料金は非常に低く設定されており、最も広告料金の高い全15段サイズでも数百万円で掲載可能です。

雑誌広告の相場

雑誌広告の料金は、雑誌ごとに大きく異なります。同じ出版社が発行している雑誌であっても、広告掲載料金はその雑誌によって異なります。ただ、共通した傾向として言えるのは、発行部数が多い雑誌ほど広告料金が高くなるということです。

さらに、広告の掲載場所、カラーかモノクロか、掲載サイズによっても広告料金は変動します。広告の掲載場所で最も広告料金が高額になるのは、裏表紙です。次に、表紙の裏面、裏表紙の裏面など、表紙周りに広告を掲載する場合に料金が高くなります。

また、モノクロよりカラーが広告料金は高くなりますし、広告の掲載サイズが大きければ大きくなるほど高くなります。雑誌広告の費用の大まかな目安は、30万円から400万円です。

交通広告の相場

交通広告の料金が決まる要素は2つあります。それは、交通会社が設定している広告掲載費用と広告代理店に支払う手数料を含めた広告制作費用です。このうち、高額になるのは交通会社が設定している広告掲載費用です。

どの会社でどのような形態で広告を掲載するのかによって費用は異なりますが、少なくとも数百万円単位の予算が必要となるでしょう。たとえば、利用者数の多い首都圏の電車の車体全体に広告を展開した場合、数千万円かかるケースも少なくありません。

広告制作費用はどのような内容の広告を制作するかによって大きく異なり、中吊りなどのポスター広告の制作料金は首都圏だと300万円ほどが目安です。座席上広告に掲出される広告の場合、数十万円ほどで広告を掲出できます。

看板広告の相場

看板広告にかかる費用は、看板の種類によって異なります。看板広告の種類には、ビルの屋上に設置する「屋上看板」店舗の壁面に設置する「壁面看板」、店舗の壁から突き出した形で広告を掲出する「突き出し看板」、店舗の敷地内に設置する「自立看板」、店舗の入り口などに設置する「立て看板」があります。

このうち、最も高額になるのは不特定多数に広くリーチできる屋上看板です。人口が多い都市部ほど費用は高くなり、首都圏の駅前の目立つ場所に設置する場合、年間で数千万円単位になることも珍しくありません。

壁面看板の目安は10万円から35万円ほど。突き出し看板は5万円から20万円、自立看板は10万円から15万円、立て看板は数万円で設置できます。

屋外広告の相場

屋外広告とは、自宅以外に設置された広告の総称です。ここまでに紹介した、交通広告も看板広告も屋外広告の一つです。

屋外に設置されている広告はすべて屋外広告に含まれますが、いずれの媒体でも共通しているのは、どの場所に広告を設置するかで広告の費用が決まるということ。屋外広告で料金が高くなるのは、不特定多数に広告を目にしてもらえる場所です。

たとえば、毎日多くの人が行き交う繁華街の目立つ場所への広告の費用は高額になります。たとえば、JR渋谷駅前の「渋谷スクランブル交差点」の街頭ビジョンの広告料金は月額300万円ほどです。

どの街のどの場所に広告を掲出するかで費用は大きく変わりますので、自社が広告を掲出したい場所の相場をあらかじめ確かめておきましょう。

ダイレクトメール(DM)の相場

ダイレクトメール(DM)の発送は、企画からデザイン、封入などの発送準備、発送までの一連の工程を代行業者に依頼することが一般的です。

その際、料金を決める大きな要素は発送するDMの部数です。送付したいDMの部数によって、一部あたりの料金が大きく異なります。たとえば、1,000通のDMを送る場合、1部あたりの料金はハガキが65円から70円、圧着ハガキが80円から90円、封書が75円から90円ほどです。

DMを送る部数が多くなれば多くなるほど、1通あたりの料金は安くなり、1万通発送する場合の料金はハガキが55円前後、圧着ハガキが60円前後、封書が65円前後となります。代行会社によっても料金は変動するため、最低でも3社ほどから見積もりを取ったうえで契約する会社を選定することをおすすめします。

フリーペーパー、チラシの相場

フリーペーパーの料金を決める要素は、発行部数と広告のサイズです。発行部数が多ければ多いほど、広告のサイズが大きければ大きいほど、広告料金は高くなります。1ページサイズの広告料金の目安は、1部あたり1円から5円ほどです。

たとえば、発行部数が4万部のフリーペーパーに1ページサイズの広告を掲載する場合、料金は4万円から20万円ほどになります。 チラシの費用は、制作するチラシのサイズや色数などによって千差万別です。さらに、デザイン制作をデザイン会社に依頼するか、印刷会社に依頼するかによっても異なります。

デザイン会社の相場はA4サイズの片面印刷で3万円から5万円。加えて印刷費用がかかります。印刷会社の相場は、印刷費用も含めて、A4サイズの片面印刷で5万円ほどです。

オフライン広告の効果測定方法

オフライン広告のデメリットの一つに、効果測定をしづらいという点があります。しかし、やり方を工夫すれば、オフライン広告でも効果測定を行うことは可能です。ここでは、オフライン広告における効果測定の方法をお伝えします。

アンケート調査

オフライン広告における効果測定で代表的な方法がアンケート調査です。広告を出した商品やサービスの購入者や問い合わせした人にアンケート調査をし、どの広告を見て購入や問い合わせをしたのかを確認する方法です。

アンケート調査をすることで、どの広告が効果的だったのかが分かり、それを次回以降の広告展開に生かすことができます。そのほかアンケート調査では、実際に商品やサービスを使ってみての感想や要望、競合他社の商品や製品との違い、商品やサービスのどこに魅力を感じたのかなど、顧客の貴重な声を集めることも可能です。

アンケート調査の結果は、広告戦略だけではなく、商品開発においても貴重な情報となるでしょう。

広告出稿前後の比較

広告を出稿する前と後で、商品・サービスの購買数やWebサイトの訪問者数、資料請求数などに変化があったのかを確認する方法です。

特別なツールを使用することなく簡単にデータを比較できるため、オフライン広告を出稿している多くの企業でこの方法での効果測定が行われています。広告ごとに出稿前後の比較を行うことで、どのような広告がユーザーの心を動かしたのか、反対に、どのような広告では効果がなかったのかを可視化できます。

こうしたデータを積み重ねていけば、より効率的かつ効果的な広告運用が可能になるでしょう。また、蓄積したデータは消費者の意識や動向を把握する際にも貴重な情報となります。

地域等の切り口で広告出稿有無で比較

広告を出稿した地域と広告を出稿していない地域で、商品・サービスの購買数やWebサイトの訪問者数、資料請求数などに変化があったのかを確認する方法です。

この方法で注意が必要なのは、傾向がまったく違う地域で比較してもあまり意味がないという点です。たとえば、東京都心と郊外や地方都市とでは住民の属性や消費動向、可処分所得などが大きく異なります。

この方法で効果測定する際には、できるだけ同じ傾向が見られる地域をピックアップしたうえで比較することが重要です。アンケート調査や広告出稿前後の比較といった、ほかの効果測定方法と組み合わせて行うことで、より広告出稿をした効果が見えやすくなるでしょう。

調査会社へ依頼

オンライン広告と比べると、効果測定がしづらいオフライン広告ですが、方法を工夫すれば適切に効果測定を行うことができ、その情報は今後の広告戦略や商品開発に大いに役立つでしょう。

とはいえ、どの方法で効果測定を行う場合でも、オンライン広告の効果測定より手間も時間もかかってしまいます。オンライン広告の場合は、特別なスキルや知識がなくても誰でも簡単に効果測定が行えます。

それだけに、「自社のリソースではオフライン広告の効果測定は難しい」という方もいるのではないでしょうか。そういった方は、効果測定の代行を請け負う調査会社に依頼してみてはいかがでしょうか。

自社では気づけなかったプロならではの視点から導き出された貴重な情報が得られる可能性もあるでしょう。

オフライン広告の代替手段にはビジネスマッチング

オンライン広告が主流となりつつありますが、不特定多数の人にリーチするという点ではオフライン広告に強みがあります。

一度に日本中の数百万人、数千万人に情報を届けられるのはオンライン広告では難しいため、この点はオフライン広告ならではのメリットと言えるでしょう。

しかし、最大限の広告効果を得ようとすると、多額のお金が必要で、広告が本当に効果があったのかを割り出すのも簡単ではありません。オフライン広告のメリットは感じつつも、より最適な方法を探している方も多いと思います。

そうした方におすすめなのが、ビジネスマッチングサービス「アイミツCLOUD」です。アイミツCLOUDは、情報の整った質の高いリードを固定費用、月額費用がともに無料で獲得できるサービスです。

まとめ

一回の広告出稿で数多くのリードを獲得できるオフライン広告は、認知拡大に最適な広告手法の一つです。オフライン広告は数多くの種類があり、自社の目的や予算に合わせて最適な種類を選べる点も大きなメリットでしょう。さらに、オフライン広告は地域を絞ってのターゲティングも可能です。

とはいえ、オフライン広告には費用が高額になる、効果測定が難しい、広告クリエイティブの修正に手間がかかるなどのデメリットがあります。

こうしたデメリットから、オフライン広告のメリットは感じつつも、代替手段を検討している方も多いのではないでしょうか。そういった方は、ぜひビジネスマッチングサービス「アイミツCLOUD」のご利用をご検討ください。



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日本最大級のビジネスマッチングサービス「PRONIアイミツ」を運営しているPRONIアイミツ事務局です。SEO対策やWEB広告の運用により発注企業様から月間3000件以上、累計170000件以上の発注相談・依頼をいただき、各相談・依頼に対してご掲載いただいている1000以上の受注企業様の中から適切な企業様をお繋ぎしております。当記事では集客が強みのアイミツ運営事務局が受注企業様に向けて営業・マーケティングに関するお役立ち情報を発信しております。サービス・運営に関するお問い合わせ、取材依頼などは「お問い合わせをする」からお願い致します。

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