
ビジネスマッチングとは?メリット・デメリット、おすすめ21サービスを紹介【2023年最新版】
主に銀行やその他金融機関、公的機関で行われていたビジネスマッチングですが、インターネットの発展に伴い、IT企業・ベンチャー企業がビジネスマッチングサービスの提供を始めました。サービスの運営企業が増えたことで、BtoBの販路拡大や新規顧客開拓施策として、Webサービス型のビジネスマッチングに注目が集まっています。
本記事ではビジネスマッチングを使った販路拡大や新規顧客開拓について、メリット・デメリット、おすすめの21サービスについて解説していきます。
目次[非表示]
- 1.ビジネスマッチ ングとは?
- 2.ビジネスマッチングの目的
- 3.主なビジネスマッチングの方法
- 4.ビジネスマッチングのメリット
- 4.1.効率的にリードを獲得できる
- 4.2.新たなビジネスチャンスに出会える
- 4.3.知名度の高い企業のブランド力を活用できる
- 5.ビジネスマッチングのデメリット
- 5.1.商談や取引が成立するとは限らない
- 5.2.一定の成果をあげるまでには時間が必要
- 6.オールジャンル対応のビジネスマッチングサイト5選
- 7.IT制作分野特化のビジネスマッチングサイト3選
- 8.ものづくりに強いビジネスマッチングサイト3選
- 8.1.Linkers
- 8.2.ジェグテック
- 8.3.IPROS(イプロス)
- 9.SaaSに強いビジネスマッチングサイト3選
- 9.1.アイミツSaaS
- 9.2.ITトレンド
- 9.3.BOXIL SaaS
- 10.クラウドソーシング型のビジネスマッチングサービス3選
- 11.その他、注目のビジネスマッチングサービス4選
- 12.ビジネスマッチングの流れ
- 12.1.ビジネスマッチングサービスに登録する
- 12.2.自社の企業情報/サービス情報を掲載する
- 12.3.発注企業から発注の相談/依頼をもらう
- 12.4.発注企業と商談を行う
- 12.5.商談成立(受注)
- 13.ビジネスマッチングの相場/料金体系
- 14.ビジネスマッチングを利用する上での注意点やポイント
- 14.1.各ビジネスマッチングサイトの対応カテゴリを把握する
- 14.2.利用料金・価格を確認する
- 14.3.紹介された企業とのコミュニケーションは素早く丁寧に行う
- 15.まとめ
ビジネスマッチ ングとは?
ビジネスマッチングとは、自社製品/サービスの販路拡大や新規顧客開拓を行いたい受注企業(供給者)と受注企業が提供する製品/サービスを導入したい発注企業(需要者)の取引機会を創出することです。
企業が経営課題を解消し売上を確保して成長するためには、取引先や顧客といった第三者の存在が欠かせません。ビジネスマッチングは「仕事、取引先、顧客などを探している企業同士を結び付ける」仕組みだと考えれば分かりやすいかもしれません。何らかの目的を持った企業が特定の場やWebサイトなどに集い、気になる企業が見つかった場合は交渉へ進み、取引へ移ります。
ビジネスマッチングにもいくつか種類があり、社長や決裁者とメッセージを使ってやりとりできるサービスや、ホームページ制作・システム開発・アプリ開発・店舗施工などの専門分野に特化したサービスがあります。前者は登録できるユーザーを決裁者のみとし、経営者・役員が多数登録しているため、取引開始まで話が進みやすい特徴があります。後者の登録企業はその専門分野や業界に特化した企業なので、特定の分野について集客・相談した場合は後者を選ぶと良いでしょう。
また、BtoC(法人と個人を繋ぐもの)の場合、受注側と発注側と繋ぐという本質的なところは変わりませんが、「ビジネスマッチング」ではなく「スキルマーケット」と呼ばれています。形態は少し変わりますが、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングについても、何かを"依頼したい側"と"依頼されたい側"を繋ぐという意味ではビジネスマッチングと同じ機能があります。
ビジネスマッチングの目的
ビジネスマッチングの目的は運営会社・受注企業・発注企業それぞれで変わります。運営会社であれば、収益を得ることはもちろんですが、場(会場やメディア、プラットフォーム)の提供により、受注企業と発注企業の相性も含めて最適なマッチングを促すことで、企業間取引の無駄や手間を削減し、受注企業・発注企業双方の生産性を上げることが目的になりますし、それが存在意義にもなります。
発注企業であれば経営課題を特定していたとしても、自社の経営資源でその課題を解消できない、またはその課題よりも優先度が高い課題があり、工数を割けない場合があるでしょう。そのような状況下であっても、アウトソーシング(外注)することで課題を解消し、事業を成長させることがきます。アウトソーシングで何の課題が解決できるか、他社はどのように対応しているかなど、アウトソーシング後はどのような課題が生まれるかなど、発注に加えて最適な発注をするための情報収集も目的になるでしょう。
受注企業であれば先で解説した通り、販路拡大・新規顧客開拓が目的となります。販路拡大や新規顧客開拓は何をやるかはシンプルに見えますが、営業課題は多岐に渡り、苦労を要するところで悩みは尽きません。社内に営業リソースがなければ、外注先を探し営業代行会社に依頼することもあれば、PR媒体を使ってサービスを周知することもあります。ビジネスマッチングであれば、登録することで既にニーズがある発注者に出会えるという点で受注企業にとって非常に魅力的に見えることでしょう。
主なビジネスマッチングの方法
ビジネスマッチングには、大きく分けて2種類の方法が存在します。
・イベント型
・Webサービス型
ビジネスマッチングの方法ごとに特徴やメリット・デメリットは異なるため、ここからそれぞれの方法について解説します。
イベント型
イベント型では、一般的に企業や自治体が開催する「交流会」「展示会」などに、企業もしくは個人が参加する形を取ります。
組織の垣根を越えてあらゆる企業や人が参加することになるため、お互いのニーズがマッチすればその場で商談に進むケースもあります。ただし、あくまで対面型ですので、時間・場所・人数制限など、何かと制約が多いところが難点です。
Webサービス型
Webを用いたビジネスマッチングは、専用のサイトを介してビジネスマッチングの機会を創出する方法が一般的で、ビジネスマッチングサイト/ビジネスマッチングサービスと呼ばれます。
オフラインで行われるイベント型とは異なり、Webを通じて展開されるビジネスマッチングは時間・場所・人数制限といった制約に縛られません。
特に、イベント型の場合はキャパシティの関係もあり、特定の分野に絞って展示会や商談会が行われます。そのため、商談対象者が限られ、商談まで発展させるには事前準備も含めるとかなりの工数がかかります。
一方、Webサービス型の場合、あらゆるジャンルの企業にマッチングの場が用意されています。Webを通じて簡単に登録、見積もりのやりとり、情報の掲出および比較ができるため、効率よくマッチングを進められます。
本記事では近年注目度が上がっているWebサービス型のビジネスマッチングについて解説します。
ビジネスマッチングのメリット
Webサービス型ビジネスマッチングについて、代表的な3つのメリットを紹介します。興味のある方は参考にしてみてください。
効率的にリードを獲得できる
自社製品/サービスを供給する受注企業がリードを獲得する際は、テレアポや対面でのアプローチなど、地道な営業活動により「接点」を生み出そうとするスタイルが長らく用いられてきました。もちろんこうした営業活動も未だ有効ではありますが、十分なリードを獲得するまでには相当な手間やコストがかかります。
一方、ビジネスマッチングでは、自社のターゲットに絞ることが可能で、尚且つ発注企業の課題が顕在化しています。そのため、手あたり次第に自社で営業活動をかけるような手間や時間、コストがかからず、リード獲得活動を効率化できます。またサービスによっては事前に発注案件の詳細内容を確認でき、欲しい案件に集中して対応できます。
新たなビジネスチャンスに出会える
Webを用いたビジネスマッチングは、オフラインイベントのように対象者や人数の制限がなく、興味がある方は気軽に利用できます。
そのため、ビジネスマッチングを利用していると、想定外の企業からアプローチを受けるケースも珍しくありません。
想定していなかった他業種、大企業など、接点を持つことのない企業からのオファーが届けば、新たなビジネスチャンスの可能性が広がるでしょう。
知名度の高い企業のブランド力を活用できる
多種多様な企業とマッチングする可能性があるビジネスマッチングでは、大手企業や有名企業との協業によって、相手先のブランド力を活用できるチャンスがあります。
例えば自社の実績紹介を行う際に有名企業の社名を出すだけでも利用者に対して、大きなアピールとなり、信頼性向上に貢献します。
したがって、大手企業と協業しながら相手先のブランド力やノウハウを活用したい方にも、ビジネスマッチングサービスはおすすめです。
ビジネスマッチングのデメリット
ビジネスマッチングサービスのデメリットを2つ紹介しますので、メリットと合わせて確認して特徴をつかみましょう。
商談や取引が成立するとは限らない
ビジネスマッチングは、あくまで企業と企業の「接点」をもたらすための場です。仮にマッチングしたとしても、商談や受注が成立するとは限りません。その点は通常のビジネスと変わりありませんが、取引のためには何らかの形で接点を持つことから始めると考えると、ビジネスマッチングは十分に価値があります。
一定の成果をあげるまでには時間が必要
通常のビジネスでは、一定の成果を上げるまでにある程度の時間が必要です。これはビジネスマッチングでも同様です。顧客やビジネスパートナーが見つかっても、成果に達するまでには日程調整や商談、要件整理等で様々な工数がかかります。利用開始後、すぐに大きな成果を得られるわけではないことをあらかじめ留意しておきましょう。
オールジャンル対応のビジネスマッチングサイト5選
ビジネスマッチングサイトには、数多くの種類があり、サイトごとに特徴や強みが異なります。そのため、ビジネスマッチングサイトを利用する際には、各サイトの特徴や強みを把握しておかなければなりません。まずはオールジャンルに対応しているビジネスマッチングサイトを紹介します。
アイミツ
出典:アイミツ
アイミツは、上場企業の約40%が利用している日本最大級のBtoBマッチングサイトです。最適な企業を効率的に探せるように、101個のカテゴリーに分けて企業情報を掲載。
たとえば、SaaSのカテゴリーでは、「勤怠管理システム」「電子契約システム」「オンラインストレージ」「経費精算システム」といったようにカテゴリーをさらに細分化して企業を紹介しています。
サイトに掲載されている企業は、独自の審査を通過した優良企業のみ。企業の強みと弱み、実績、評判を総合的に評価したうえで、発注側の予算や目的に最適な企業を紹介しています。
また、発注内容の詳細なヒアリングが行われた後、希望に沿った提案や見積書が最短翌日までにそろう点も大きな魅力。自社の希望をコンシェルジュに伝えるだけなので、余計な手間はかかりません。
アイミツCLOUD
出典:アイミツCLOUD
アイミツCLOUDは、仕事を発注したい企業と仕事を受注したい企業を結ぶ、会員制のビジネスマッチングサイトです。
会員企業の約28%が年商10億円以上の大企業で、審査に通過した1,500社以上の中から、希望や目的、予算に最適な会社を紹介してもらえます。また、一般的な企業情報のほか、企業ごとの過去の取引実績や納品実績といった詳細情報も記載されているため、依頼したい内容と近い実績がある企業をピンポイントで探すことが可能です。
中には、企業選びに時間をかけられないという方もいるのではないでしょうか。そういった方のために、希望に沿った企業の選定を事務局にお任せできるサービスも提供しています。
会員登録後は、会員選任のコンシェルジュが会社情報の登録からマッチング、マッチング後の対応までトータルでサポートしてもらえる点も魅力です。
比較biz
出典:比較ビズ
比較bizは、17年以上の実績を持つ、日本最大級のビジネスマッチングサイトです。これまでのマッチング実績は10万社以上で、名刺作成から企業のホームページ制作、営業代行、人材研修など、企業が必要とするあらゆる業務の発注に対応しています。
サイト上で業種と地域を入力するだけで、発注企業を検索できるほか、一括見積りの依頼も可能です。ビジネスシーンのあらゆる場面の発注に対応しているため、法人・商業登記や事業計画書作成、許認可申請といった起業・開業手続きから、オフィス・店舗内装の発注、販促・集客の代行、従業員の雇用や研修まで、あらゆるタイプの発注が1つのサイトで完結できます。
また、掲載企業からの広告費で運営しているサイトのため、無料で利用できるのもおすすめポイントです。
一括.jp
出典:一括.jp
一括.jpは運営実績12年以上のビジネスマッチングサイトです。累計掲載企業数は5,000社以上、相談件数は10万件以上に上ります。
DM発送代行やテレマーケティング、サイト制作、法人リストの作成など対応可能カテゴリーは40以上、68種類以上の一括問い合わせサービスを提供しています。サイトを利用するのに登録などは必要なく、完全無料でサービスを利用できます。また、企業に問い合わせをする際には多くの選択項目を用意。
選択項目を入力していくだけで、条件に合致した複数企業に一括問い合わせをすることも可能です。一括問い合わせをした後は、別の業務を行うなど、各業者からの連絡をただ待っていれば良いだけのため、効率的に発注企業を選定できます。発注に際して分からないことは電話でサポートしてもらえるため、初めての方でも安心して利用できるでしょう。
リカイゼン
出典:リカイゼン
リカイゼンは、取扱案件が1万件以上のビジネスマッチングサイトです。完全無料で利用でき、最短10分で見積もりが届くことが最大の特徴。
できるだけ早く外注先を見つけたい方のおすすめのサイトです。システム開発、Web制作、クリエイティブ制作を中心に40以上の分野の企業から見積もりを取ることが可能です。発注先企業として紹介されるのは、いずれも独自の審査をクリアした優良企業のみ。Web上から相談の申し込み後に、サポートデスクのヒアリングを受けるだけで希望に沿った発注先を紹介してもらえます。
さらに、サイト内で発注の候補企業の選定から、希望企業との打ち合わせの設定までをサポートしてもらえます。初期費用、月額利用料はもちろん、発注に至った際の手数料も一切かかりません。
IT制作分野特化のビジネスマッチングサイト3選
発注先を探している企業のニーズで多いのが、ホームページ制作やシステム開発を代行してほしいというものです。ここではIT制作分野に特化したビジネスマッチングサイトの中で、特におすすめのサイトを紹介します。
WEB幹事
出典:Web幹事
WEB幹事は、ホームページ制作の分野に特化したビジネスマッチングサイトです。ホームページ制作の分野では日本最大級の規模を誇り、登録社数は5,000社以上に上ります。
サイトは、ホームページ制作会社が選びやすいように工夫されており、依頼する会社は業界や目的、特徴から探すことができます。たとえば、「飲食業やレストランのホームページ制作実績は豊富な会社で、集客できるECサイトが制作したい」といったオーダーも可能です。
また、ホームページ制作会社への依頼のほか、相談も受け付けており、ホームページ制作会社に依頼する費用相場や各制作会社の違いなどを丁寧に回答してもらえます。発注の準備からホームページ制作会社の紹介まで、すべてのサービスは無料で利用可能です。
発注ナビ
出典:発注ナビ
発注ナビは、システム開発の分野に特化したビジネスマッチングサイトです。紹介実績は1万3,000以上、登録者数は3,000に上り、92%という高い紹介達成率を誇ります。
発注先企業選びはITに詳しい専門スタッフがサポートしてくれるため、ITの知識がない方でも安心して発注先企業を選べるでしょう。また、発注先を紹介してもらえるスピードが速いのも特徴。コンシェルジュに発注内容や要望を伝えるだけで最短翌日に希望に合ったシステム開発会社を紹介してもらえます。
登録にあたっての初期費用や月額費用はもちろん、成約手数料もかからず、きめの細かいサービスのすべてを完全無料で利用可能です。紹介企業は第三者調査機関にて信用情報や事業継続性を確認済みのため、長く付き合える企業のみが紹介されています。
システム幹事
出典:システム幹事
システム幹事は、システム開発やアプリ開発の分野に特化したビジネスマッチングサイトです。システム開発とアプリ開発の分野では日本でも最大級の規模のビジネスマッチングサイトで、掲載社数は5,000社を大きく超えています。
システム開発会社もアプリ開発会社も、さまざまな切り口から選べるようになっているのが特徴です。「ゲーム・アニメ・おもちゃ業界対応のアプリ開発会社で、教育・学習アプリを制作するのに最適な会社」といったように選ぶことも可能です。
専門のコンサルタントが丁寧に悩みをヒアリングをし、開発のプロが開発するアプリやシステムの要件をヒアリング。そのうえで、目的や要望に最適な会社を紹介してくれるため、アプリ開発やシステム開発の知識がない方でも安心して任せられるでしょう。
ものづくりに強いビジネスマッチングサイト3選
ものづくりの分野でもビジネスマッチングサイトを利用する企業が増えています。ここでは、ビジネスマッチングサイトの中で、ものづくりの分野に特に強いサイトを紹介します。
Linkers
出典:Linkers
リンカーズは、ビジネスマッチング事業やリサーチ事業をメインに手掛ける会社です。ものづくりの現場の生産性向上や商談数の最大化などに資する「Linkers Sourcing」「Linkers Marketing」「LFB」「Linkers Research」「TechMesse Academy」「Tech Messe Academy」の6つのビジネスマッチングサイトを運営しています。
いずれのサイトも各産業を熟知した産業コーディネーターが、高度な探索システムや独自の専門家ネットワークなどを駆使して、従来ではできなかったような革新的なビジネスマッチングを実現させています。
これまでに発注先や受注先の探索にかかっていた時間や労力、コストを大幅に削減することが可能です。
ジェグテック
出典:ジェグテック
ジェグテックは、日本の中小企業と日本の大企業や海外企業との橋渡しをするビジネスマッチングサイトです。 製造業・建設業製造業、建設業、流通業サービス業を対象としています。
サイトを運営するのは、経済産業省所管の「独立行政法人 中小企業基盤整備機構」。技術力はあるのに発信力の面から埋もれがちになってしまう日本の中小企業と、国内外の大企業に紹介する役割を果たしています。
サイト内には各企業の専用ページが用意されており、自社の商品やサービス、技術力を世界中の大企業に向けて発信することが可能です。すべてのサービスは無料で利用可能なため、新たな営業コストはかかりません。
また、販路拡大だけではなく、技術連携、生産連携、販売連携など多様なニーズに合わせて最適な取引先を見つけることも可能です。
IPROS(イプロス)
出典:IPROS(イプロス)
IPROS(イプロス)は閲覧会員数、出展企業数がともに国内トップクラスのBtoB向けビジネスマッチングサイトです。
ものづくりのビジネスマッチングに特化した「イプロスものづくり」、建築から、物流、小売、システム、エネルギーまでが対象の「イプロス都市まちづくり」、飲食料品や医薬品、化粧品、バイオ関連分野のビジネスマッチングサイト「イプロス医薬食品技術」とコンセプトや対象が異なる3つのサイトを運営しています。
閲覧会員数は150万人以上、出展企業数は6万社以上です。各サイトを利用すれば、新たな技術や製品情報を探している購買意欲が高い閲覧会員に向けて、自社の企業情報や商品・サービス情報を効率的にPRできます。
しかも、サービスは無料でも利用できるため、新たな営業コストを一切かけることなく販路拡大、新規取引先の開拓も可能です。
SaaSに強いビジネスマッチングサイト3選
SaaSとは、「Software as a Service」の略で、一般的にはクラウドサービス全般のことを指します。ビジネスマッチングサイトの中には、自社に導入するSaaSを探すのに強みがあるビジネスマッチングサイトも少なくありません。
アイミツSaaS
出典:アイミツSaaS
アイミツSaaSは、ビジネスマッチングサイト「アイミツ」の姉妹サイトで、企業が導入するSaaSを探すのに特化しています。
探せるSaaSの種類は豊富で、バックオフィス系から情報システム系、営業・マーケティング系、EC・物販系まで、あらゆる種類のSaaSをワンクリックで比較検討できます。自社に最適なSaaSを探す工程はシンプルそのもの。
用意されたカテゴリーの中から、自社に導入したいSaaSを選択し、数分で完了する簡単なアンケートに答えるだけで、最適なソフトウェアを紹介してもらえます。
また、SaaSを探せるだけではなく、「勤怠管理システムのおすすめサービス・選び方」「給与計算ソフトのおすすめサービス・選び方」といったハウツー系の記事も充実しているため、知識のない方でも安心して自社に最適なSaaSを選べるでしょう。
ITトレンド
出典:ITトレンド
ITトレンドは、SaaSをはじめとしたIT製品の比較や資料請求ができるWebサイトです。探すことのできるIT製品の製品数やカテゴリー数は業界最大規模を誇ります。
IT製品を探す方法が豊富に用意されていることにも特徴があり、キーワードから探せることはもちろん、「リードを獲得したい」「財務・経理・総務に関する業務を効率化したい」など、自社のニーズに合わせて製品を探すことも可能です。
さらに、製品カテゴリごとに人気ランキングも用意しているので、IT製品のトレンドも把握できます。また、ITトレンドの担当者に無料で自社の課題を相談できる「コンシェルジュサービス」も用意。自社の課題やIT製品を導入する目的などをヒアリングしたうえで、プロの目線から最適なIT製品を紹介してくれます。
BOXIL SaaS
出典:BOXIL SaaS
BOXIL SaaSは、口コミや資料から自社に最適なSaaSを比較検討できるWebサイトです。累計掲載社数は700社以上、会員数は13万人以上に上ります。最大の特徴は、製品を比較検討しやすい点にあります。
たとえば、Webサイトの検索画面に「勤怠管理システム」と入力すると、おすすめの勤怠管理システムが短評つきで表示されます。表示された製品の中から、より詳しい情報を知りたい製品にチェックを入れるとまとめて資料請求できます。
そのほかにも、細分化されたカテゴリーから製品を探したり、「ペーパーレス化を進めたい」「組織の成長を促進したい」といった自社の課題から製品を探したりといったことも可能です。
各製品カテゴリーごとに人気ランキングも用意しており、「人気のある製品を選びたい」といったニーズにも対応しています。
クラウドソーシング型のビジネスマッチングサービス3選
働き方改革の影響もあり、企業に所属しながら副業を行う人が増えています。それとともに、専門的なスキルや知識を持つ個人と企業をつなぐビジネスマッチングサイトの需要も高まっています。ここでは、その中から特におすすめのサイトを紹介します。
クラウドワークス
出典:クラウドワークス
クラウドワークスは、ユーザー数480万人、大企業や政府機関、地方自治体をはじめ全国78万社が利用しているビジネスマッチングサイトです。
企業のロゴなどのデザイン制作からホームページ制作、3DCG制作、ソフトウェア開発、翻訳・通訳など、発注できる仕事の種類は250種類以上。あらゆる種類の仕事の発注に対応しており、「こんなものまで頼めるの?」といったような、ささいな仕事でも発注できます。
仕事の発注方法はいたってシンプル。Webサイト上に仕事の詳細を入力して、複数の応募者の中から発注先を選択。あとは納品を待つだけです。会員登録は無料で、発注価格は予算の範囲内で決められます。多数の応募者の中から費用などを加味したうえで発注先を決められるため、適正価格で業務を発注できるでしょう。
ランサーズ
出典:ランサーズ
ランサーズは、大企業から中小企業、ベンチャー企業に至るまで全国40万社以上の企業が利用しているビジネスマッチングサイトです。350のカテゴリー、5万通りのパッケージの中から仕事を発注できます。
また、ユーザーのプロフィールや過去の実績を見て、直接依頼することも可能です。専門知識やスキルを持つプロに直接依頼できるため、企業に外注するのに比べると中間マージンを大幅に削減できます。1ヶ月分をまとめて後払い可能など、多彩な支払方法に対応。
また、発注に関して、分からないことがあれば専任のアドバイザーが電話やメールで相談に乗ってくれます。それに加えて、仕事のカテゴリーごとに参考価格も記載されているため、これまで個人に仕事を依頼したことのない方でもスムーズに仕事を発注できるでしょう。
シューマツワーカー
出典:シューマツワーカー
シューマツワーカーは、プロフェッショナルな副業人材の紹介に特化したビジネスマッチングサイトです。これまでに1,000社以上の企業がサイトを利用しており、マッチング数は3,100件以上に上ります。
サイトに登録する副業人材は約4万人。いずれも高いスキルや専門知識を持つ第一線で活躍するビジネスパーソンです。その中から自社の課題を解決するのに最適な人材を紹介してもらえます。
「プロジェクトの一部だけ」「週に10時間だけ」といった柔軟な仕事の発注が可能なため、コスト面の調整がききやすい点も魅力です。
また、課題ヒアリングから募集要項作成、候補人材の提案まで無料で代行してもらえ、契約までに費用は一切かかりません。自社が割くリソースを最小限に抑えつつ、効率的に必要な人材を獲得できるでしょう。
その他、注目のビジネスマッチングサービス4選
ここまでさまざまな切り口からおすすめのビジネスマッチングサイトを紹介してきました。ここまでで紹介しきれなかったサイトの中にもおすすめのサイトは少なくありません。それぞれのサイトの特徴を見ていきましょう。
チラCEO
出展:チラCEO
チラCEOは、登録者数6,000人以上のビジネスマッチングサイトです。最大の特徴は、決裁者同士をマッチングするサイトという点。
登録者はすべて決済担当者で、登録者数の72%が社長、10%が役員、7%が執行役員という構成。決裁者以外は登録できない仕組みになっています。決裁者同士が直接やり取りできるため、話が早い点が魅力です。中には、「売上件数が前月比で400%増加」という企業や「利用2ヵ月で4社のビジネスパートナーとマッチング」という企業も少なくありません。
決裁者同士が交流できるオンラインイベントが定期的に開催されているほか、大手企業へ自社商品やサービスを直接売り込めるプレゼン会も行われています。料金は月額定額制で、成約になった場合の追加費用は一切かかりません。
レディくる
出展:レディくる
レディくるは、ベンチャー企業から大企業まで4万社以上の企業に利用されているビジネスマッチングサイトです。要件ごとに独自のデータベースから最適な企業を紹介してもらえます。
これまでビジネスマッチングサイトを利用したことのある方の中には、「担当者同士の相性が合わなくてプロジェクトがとん挫してしまった」という経験がある方がいるのではないでしょう。レディくるでは、担当者同士の趣味や性格も加味したうえで、相性が良さそうな企業を紹介してもらえます。
運営費用は、パートナー企業からの活動費や広告費で賄われているため、利用企業は完全無料で利用できます。
さらに、サイトを利用するのに登録や契約の締結は必要ありません。思い立った時にすぐに相談ができ、迅速に発注先を紹介してもらえます。
ビズクリエイト
出典:ビズクリエイト
ビズクリエイトは、利用企業数1万4,000社、月間商談件数1,800件以上の実績を持つ企業と企業のビジネスマッチングサイトです。
サイトの最大の特徴は、規模の大きい企業の利用が多い点です。利用企業のうち、40%以上が年商100億円以上の大企業。新規取引先に大企業を獲得したい方に特におすすめします。また、大企業以外にも独自の技術を持つ有望な中小メーカーから、病院、大学、地方自治体までさまざまな企業・団体が利用しています。
マッチング先の相手企業を探すのもコンタクトを取るのも、手順は非常に簡単。技術やサービス・商品の特徴などをキーワード検索し、気になる企業が見つかったらチャットを利用して商談にすぐに進めます。
なお、企業探索から商談、取引成約までの一連の工程はすべて無料で利用可能です。
アポレル
出典:アポレル
アポレルは、決裁者のアポイント獲得に特化したビジネスマッチングサイトです。サイトを利用できるのは、購買意思の決定者である決裁者のみ。
登録に際しては、独自の基準で厳しい審査が行われています。サイト上で企業情報や購買ニーズなどをもとに決裁者を検索でき、ダイレクトメッセージ機能で簡単に決裁者にコンタクトを取ることが可能です。
コンシェルジュによる仲介サポートも行っており、サービス内容や訴求ポイントなどをヒアリングしたうえで、ニーズに最適な企業を紹介してくれるサービスも提供しています。
日本全国の決裁者へのアポイントの獲得やメッセージのやり取りがオンラインで完結するため、効率良くビジネスパートナーを選ぶことができるでしょう。有料プランのほか、無料プランも用意されています。
ビジネスマッチングの流れ
ここまで概要やメリット・デメリットについて解説してきました。どのような仕組みなのか大まかなイメージできたところで、ここからはビジネスマッチングがどのように行われるか、具体的な流れを解説します。
ビジネスマッチングサービスに登録する
受注企業は、運営企業が提供するメディアやプラットフォームに、自社の企業情報・サービス情報を登録します。サービスによって多少の差はありますが、企業名、設立年、事業内容等の基本情報の登録が必要です。
自社の企業情報/サービス情報を掲載する
登録が完了した後、発注企業が閲覧する企業情報/サービス情報ページの作成を行います。発注企業はビジネスマッチングサービスを使って、自社の課題を解消できる受注企業を選定します。その際に閲覧されるページです。
数ある受注企業の中から課題を解消できるかどうかはもちろんのこと、同様の事例を解消した実績、発注にかかる費用、長期的な取引余地など様々な判断基準から受注企業を選定するため、掲載情報の拡充が重要です。定期的に見直してライティングし直すことも1つの改善案です。また、第一印象を悪くしないためにも、アイキャッチの画像には注意しましょう。
発注企業から発注の相談/依頼をもらう
企業情報/サービス情報ページを掲載すると、発注企業がそのページを閲覧し、直接問い合わせが入ります。その問い合わせが、受注企業がターゲットとし、すぐに対応したい案件であれば、商談に進みます。
一方、問い合わせ内容がターゲットとしていない場合や自社で対応が難しい内容だった場合、商談に進んだとしても、双方にとってメリットはありません。直接の問い合わせは課題が顕在化していて受注に繋がりやすいため、対応したいところですが適切な取引をするためにも、辞退することも検討しましょう。
また、掲載して発注企業からの問い合わせを待つだけでなく、運営企業から案件の紹介を受けられるサービスもあります。確実にリードを獲得したい場合は、掲載のみならず、運営企業からの案件紹介を受けることもおすすめします。
発注企業と商談を行う
マッチング後は通常の取引と同様です。受注企業と発注企業で商談を行い、数回の打ち合わせの中で要件を擦り合わせ、発注企業が複数の受注企業を比較検討し、発注先として1つの受注企業を選択します。比較検討されることにマイナスのイメージがあるかもしれませんが、何かを発注する時に比較検討する動きは、発注プロセスの中で一般的に行われることなので、避けては通れません。
ビジネスマッチングの場合、企業情報やサービス内容、実績を確認した上で商談に至るため、発注が料金のみで決まる可能性は低く、しっかり考え抜かれている提案内容や営業担当の迅速な対応が求められます。
商談成立(受注)
数回の打ち合わせで要件の擦り合わせを行い、それぞれが提示する条件に合意できれば商談成立(受注)です。契約締結に進みましょう。
ビジネスマッチングの相場/料金体系
試してみたいところですが、確保している予算で足りるか気になるところです。ビジネスマッチングサービスを利用するにはどれくらい手数料がかかるのでしょうか。細かいところはサービスによって異なりますが、料金体系は大きく分けて3つあり、「受注企業が有料」「発注企業が有料」「双方が有料」の場合があります。
受注企業が有料の場合、掲載・案件紹介・マッチングを介した成果等に対して料金がかかります。初期登録費用に加え、月額固定型、従量課金型、成果報酬型がよくある料金体系ですが、サービスによって変わるので、自社にあったサービスを選択しましょう。
発注企業が有料の場合、発注の相談/依頼を行うことに対して料金がかかります。一方で、現在提供されているビジネスマッチングサービスは基本的に受注企業が有料となっており、発注企業は完全無料で使えます。発注先をお探しの時は積極的に使ってみることをおすすめします。
ビジネスマッチングを利用する上での注意点やポイント
数多くのビジネスマッチングサイトがあり、サイトごとに特徴や強みが異なります。そのため、確認しておかなければならないポイントを確認しておかないと、思わぬミスマッチが起こってしまう可能性があるでしょう。ここでは、ビジネスマッチングサイトを選ぶときのポイントをお伝えします。
各ビジネスマッチングサイトの対応カテゴリを把握する
まずは、ビジネスマッチングサイトの対応カテゴリを把握しましょう。そのうえで、自社の課題解決に資する業務に対応しているビジネスマッチングサイトを選ぶ必要があります。
ビジネスマッチングサイトは、すべての業務カテゴリーに対応しているわけではありません。ホームページ制作やアプリ開発などが得意なビジネスマッチングサイトがあれば、バックオフィス関連の業務に強いビジネスマッチングサイトもあります。
「ホームページが制作したい」というニーズがある企業であれば、ホームページ制作に強いビジネスマッチングサイトを選ぶ必要があるでしょう。また、ビジネスマッチングサイトの中には、業界に特化したサービスもありますが、気を付けなければならないのは業界に特化しているからと言って、その業界のすべての業務領域が得意なわけではないという点です。
発注したい業務内容を精査したうえで、その分野の実績を細かく確認しましょう。
利用料金・価格を確認する
依頼したい業務内容に対応しているビジネスマッチングサイトを選んだら次に、そのサイトの料金体系を確認してください。完全無料で利用できるビジネスマッチングサイトも数多くありますが、中には有料のものもありますもありますので、利用の前に必ず料金体系は確認するようにしましょう。
ビジネスマッチングサイトの主な料金体系は、先で解説している通り、月額固定型、従量課金型、成果報酬型の3つです。月額固定型とは、企業の情報などを掲載するにあたって月ごとに料金を支払う方法です。1万円から10万円ほどを目安としてください。従量課金型は、ビジネスマッチングサイトへの情報掲載は無料で、案件が発生するたびに費用が発生するという形です。1つの案件の発生につき5,000円から2万円ほどを目安と考えましょう。
成果報酬型とは、成約するたびに費用が発生するというものです。料金相場は成約金額の5~20%ほどを見ておきましょう。
紹介された企業とのコミュニケーションは素早く丁寧に行う
ビジネスマッチングは受注企業、発注企業、双方の条件が合致して商談に入るため、「安くすれば受注できる」というものではありません。発注企業は発注先(受注企業)を、実績が多い企業、サポートが丁寧/手厚い企業、企業規模の大きさと様々な判断軸で選定しています。
その中でもよく判断軸に挙がるものは「実績が多い企業」「サポートが丁寧/手厚い企業」です。実績が多い領域で勝負する、問い合わせがあったときに迅速に丁寧な対応をするなど、成約率を上げるためのコツがあります。
紹介された企業へのアクションはできるだけ早く、丁寧に行いましょう。反応が素早く、すぐに返信をする企業と、数日経っても何のレスポンスも示さない企業とでは、相手企業の印象が良いのは、当然のことですが前者です。相手企業との信頼関係を構築するためにも、迅速なコミュニケーションを心掛けてください。
まとめ
今回紹介したように、数多くのビジネスマッチングサイトがあり、それぞれのサイトごとに特徴や強みが異なります。数が多いだけに、「どのサイトが自社に最適なのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そういった方は、まず固定費用・初期費用無料の「アイミツCLOUD」を検討してみてはいかがでしょうか。日本最大級のビジネスマッチングサイト「アイミツ」は2021年4月より、会員制のビジネスマッチングサービス「アイミツCLOUD」の運営を開始し、新規顧客開拓に課題を抱える企業に対してリード提供を行っています。
ローンチから1年半程で発注ユーザー数は6,000ユーザーを突破し、登録する受注企業については1,500企業を越え、低リスクでリード獲得ができる点が最大の特徴です。
また、コンシェルジュや専属のサポーターによる支援によってアポイントの獲得から受注までスムーズに進みます。効率的にリードを獲得できるビジネスマッチングサービスをお探しなら、ぜひ「アイミツCLOUD」にお問い合わせください。お電話でのご相談も承っております。